ピロリ菌が引き起こす病気として主なものは
胃がん、十二指腸潰瘍、胃潰瘍、慢性胃炎、萎縮性胃炎などがあります。
日本でのピロリ菌感染者は現在、約3500万人と推測されています。そのため、全国民が一度はピロリ菌の感染診断を行うことは重要と考えられます。
ピロリ菌の感染診断には、大きく分けて内視鏡を使わない方法と使う方法の2通りがあります。
なお、当院では現在内視鏡検査を行っていないため、内視鏡希望の方は提携病院を紹介させていただきます。
内視鏡を使わないので、胃カメラに抵抗がある方には手軽に受けることができる方法です。
ただし、自費診療となります。
血中ピロリ菌抗体測定
血液検査で調べる方法です。
その他、尿素呼気試験や便中ピロリ菌抗原測定があります。
当院ではまず血中ピロリ菌抗体測定(血液検査)を実施しております。
ピロリ陽性と診断された方は、胃内視鏡検査を受けることをお勧めします。
その場合、内視鏡検査は保険診療で受けることができます。
下記診断がなされた方は、保険にて血中ピロリ抗体検査・尿素呼気試験ができます。
感染検査により、ピロリ陽性と確認された場合、抗生物質や酸分泌抑制薬の3種類の薬を1日2回7日間投与し除菌治療を行います。なお、除菌の確率は約80%といわれています。
尿素呼気試験実施(予約制)
除菌治療の終了後に、尿素呼気試験にてピロリ菌の有無を調べます。(所要時間20~30分)
通常、除菌治療終了後2ヶ月以上経過してから検査を行います。
1回目の除菌治療で除菌できなかった場合には、再除菌を行います。
①感染検査 | ピロリ菌検査 検査基本料(2,000円)+血中ピロリ抗体検査(3,000円) |
②感染検査説明 | 結果説明を行います。
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③除菌後の感染検査 | 除菌治療終了後2ヶ月以上経過した後、尿素呼気試験を実施します。 (呼気検査前はお食事を抜いてください) 検査基本料(2,000円)+尿素呼気試験料(6,000円) |
④呼気試験検査説明 | 呼気検査の結果説明を行います。除菌されていれば終了となりますが、完全に除菌されていない場合2次除菌を行います(希望の方)。
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⑤2次除菌後の感染検査 | 2次除菌治療終了後2ヶ月以上経過した後、尿素呼気試験を実施します。 検査基本料(2,000円)+尿素呼気試験料(6,000円) |
⑥呼気試験検査説明 | 呼気検査の結果説明を1週間後に行います。 |
胃の健康度検査は、ピロリ菌検査とペプシノゲン検査(胃粘膜の萎縮(老化)の状態を客観的に調べる検査)を合わせて行い、胃の健康度に応じてABCDに分類するものです。健康診断などと同時に行うこともできます。
血液検査のため、体への負担も少なく、内視鏡などに抵抗があり、まずは血液検査で間接的に胃の状態を知りたい方におすすめです。
〈胃の健康度検査に適さない方〉
検査方法 | 血液検査 |
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検査結果 | 3~4日後 検査結果により、B~D群と判定された場合は、内視鏡検査等の精密検査をご検討いただく場合があります。 |
検査費用(税別) | 胃の健康度検査4,000円(別途、検査基本料2,000円がかかります) |
胃粘膜の萎縮(老化)の状態を客観的に調べる検査です。
健康診断などと同時に行うこともできます。
検査方法 | 血液検査 |
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検査結果 | 2~3日後 検査結果により、陽性と判定された場合は、内視鏡検査等の精密検査をご検討いただく場合があります。 また、陰性と判定された場合でも、定期的に検査をお受けになることをおすすめします。 |
検査費用(税別) | ペプシノゲン検査4,000円(別途、検査基本料2,000円がかかります) |
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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午前 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | - |
午後 | ● | ● | ● | ● | ● | ▲ | - |
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午後 15:00-17:45
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